日時:2023年3月5日(日) 13:00〜16:30
会場:福山すこやかセンター・多目的ホール
参加者:29名
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春のあたたかな陽射しに包まれた日曜の午後、
〜「地域共生社会」を考える〜
『さとにきたらええやん』上映対話交流会 は開催されました。
会場には、映画を観てみたかったという方から、
対話会に興味を持たれた方まで、さまざまではありましたが、
皆さんに共通していた目的は「地域共生社会」というテーマだったようです。
このテーマだからこそ、参加したい。
この映画を観て、集った人たちと話をしてみたい。
そんな想いを持って集まってくれた方々がこんなにもいることに
福山という地域の持つ「力」を感じました。
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映画『さとにきたらええやん』は、日本社会の置かれた現実を映し出していました。
厳しさや困難を抱えた子どもたち、そして保護者も抱える生活の辛さ、過去のトラウマ、
彼らの生きていく現実や社会はシビアですが、
「さと」の大人や仲間たちに支えられ、それぞれに成長していく姿はとても力強く、
人の力が互いに作用し、労わり、支え、認め合う「関わりの豊かさ」に希望を感じる作品でした。
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今回は、会場での「出会い」も目的の一つとさせていただきました。
この場に集ったもの同士が、個人の想いを伝え合い、知り合うことで、
次の繋がりのきっかけになったら・・・
そう願った「対話交流会」の設定でした。
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たくさんの方々の現代社会に対する問題意識と、
だからこそ「こどもの里」の実践を「知りたい」という想い、
「できることをやりたい」という意志と行動力、
いろいろな立場の方から出てくる言葉の数々は学びの宝庫であり、
互いが互いの存在に勇気を抱く、
対話会は、そんなエネルギーの交流がある場でした。
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終了後、グループでの対話や感想をシェアする時間を持ちました。
「さと」の大人とこどもの関係が対等であること、
存在をまるごと認め合っているところに目を向けたお話がありました。
どうしても、今の社会、学校や日常生活の中では、
「〜であるべき」「〜でなければならない」「〜普通、当たり前」といった価値観に縛られ、
こどもも大人も息苦しさを感じて暮らし、他者の目や評価に苦しめられます。
「今」を自分も、相手も、存在ごと認め合えることができたら・・・
そんな関係が、もしかしたら地域共生社会のヒントなのかもしれません。
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アンケートの中から、感想をいくつかシェアさせていただきます。
・映画がとても良かったです。対話会の進行も段取り良く、さまざまな視点で知識をいただけました。
・対話の会は色々な情報を共感共有できる場であった
・参加した人たちとつながりの場、縁がつながっていけば、と感じました。
・自分にできることは少ないですが、微力ながらやっていきたいです
・本日のような気軽に色々な方々とお話ができ、感動できる映画を見れ、とても学びになりました。
・映画が良かったのはもちろんですが、他の人の思いが聞けたことが良かったです。
・立場がさまざまな人がいて面白かったです。でも、ルールを乱す人は、聞いていてしんどかったです。
・学ばせてもらうことがたくさんあり、出会いもあり、とても楽しく聞かせてもらえた
・大人も学び、考えを深め、実際に学びを活かした鼓動をする。そうすれば少しづつみんなが明るい未来に向かっていけるかなと思います。
・・・・・・
私たち「どりぃむスイッチ」は
「若者支援」から「地域共生社会」に取り組み始めました。
どんな「若者」も自分らしく生きていきたい。
そして、それは若者だけでなく、すべての人にとっての「生きやすさ」につながります。
互いを尊重し、支え合うこと、認め合うことは、
いついかなる時でも、自分や他者を信頼して、生きていくことができる。
今回の企画では、どりぃむスイッチと繋がりのある若者が、
チラシを作成してくれたり、
チラシの束を作ってくれたり、
受付を手伝ってくれたり、
スタッフとしても参加してくれました。
「若者支援」をしている私たちも、たくさんの若者に支えられて活動しています。
そんな彼らの期待にも応えられるように、
これからも皆さんからお力やご支援をいただきながら、
より充実した活動を届けらたらと思います。
(寄付・支援のページはこちら)
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最後に、
今回の上映対話交流会にに足をお運びくださった皆様に
改めまして、心から感謝申し上げます。
この日この場をご一緒したすべての方が、この場を創り出してくださいました。
誰一人欠けることのできない、出会いと関わり、学びがありました。
皆さんの存在一人一人が掛け替えのない一人であることを実感します。
そして、
皆様から「地域共生社会に向けたネットワークづくり」へのお声をいただきました。
社協の小野常務からも力強いお言葉をいただきました。
どりぃむスイッチが大切に考えている、「出会う(知る)、傾聴、対話」という姿勢をベースに
次年度はネットワークづくりも視野に活動していけたらと思います。
実は今回、子連れ参加を希望された方が数名いらっしゃいました。
ですが、託児のご用意ができず、スタッフの人数も十分でなかったため、
残念ながら、お断りをせざるを得ませんでした。
さまざまな立場の方々がそれぞれの思いを伝え合う場でしたのに、
配慮が足りず、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
次回はこの反省を活かして、
さまざまな立場の方が参加して出会う対話会にしていきます。
次回以降の企画を楽しみにしていてください。
ぜひ、皆様もたくさんのアイデア、要望をお寄せくださいね。
ともに歩んでいけましたら幸いです。
(スタッフS)
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