ひろしま×おかやま若者サポートネットワーク

ひろしま×おかやま若者サポートネットワーク

“ケアリーバー”という言葉を知っていますか?

 

児童相談所や児童養護施設などを経験し、退所した若者たちのことです。過去5年間で、広島県・岡山県で施設を巣立った若者は約800名います。
ケアリーバーは、自らの出自の中で、他者に頼り/頼られる経験が多くありません。中には、壮絶な経験の中で、誰かに頼る事自体にネガティブな感情を抱いている方もおられます。そんな中、困った時に誰にも助けを求めずに一人で苦しみながら懸命に生活をしています。ケアリーバーは、障害でも病気でもないため、傍目にはうまく困難さが伝わらず、地域の中に溶け込みやすい存在です。そのため、時にはサポートが必要な対象ではなく、迷惑な地域住民として、トラブルの対象とみられることもあります。
また、ケアリーバー自体の認知が低いことで、ケアリーバーをサポートする体制も整いにくく、支援団体も多くありません。その結果、かれらの抱える実態もうまくつかめていないのが現状です。
「頼れる相手がいない…」
「どこに相談すればよいんだろう…」
「誰かと話せる場が欲しいな」
そんな思いの中で懸命に生きているケアリーバーを地域で支えるために、このネットワークを立ち上げました。ケアリーバーもそうでない人も、一緒に笑い、励まし、支えあえる地域を目指して、一緒に歩みませんか。

本ネットワークの取り組み

1.「ひろしま・おかやま若者サポートネットワーク」の設立

広島県と岡山県を中心にケアリーバーなどの若者をサポートしている団体に声をかけ、ネットワークをつくります。対象となるケアリーバーなどの若者について考える勉強会や団体同士の情報交換会などを通して、地域に埋もれがちなケアリーバーなどの若者を、複数の団体でサポートしあえる関係をつくります。

2.「ひろしま・おかやま若者応援基金」の創設

広島県と岡山県で活動するケアリーバーなどの若者をサポートする取り組みを行っている団体を対象に、活動資金の助成をおこないます。(1団体10万円~20万円/10団体程度を予定)

3. 助成団体を対象とした実態調査

活動を通して出会った若者にアンケートをおこなったり、助成団体にインタビューをおこなったりすることで、表に出にくいケアリーバーなどの生活の中で起こりうる困りごとなどを明らかにします。

 

2023取り組み

 

~若者応援基金クラファン2023は終了しました~

69名の方から972,000円のご寄付をいただきました!

いただいたご寄付は、今後ひろしま・おかやま若者応援基金助成事業に採択された団体へ助成し、それぞれの地域の若者支援に役立てていただきます。
ご寄付いただいた方々、応援していただいた方々、本当にありがとうございました!


 

 

お問い合わせ
ひろしま・おかやま若者サポートネットワーク
(運営事務局:特定非営利活動法人 どりぃむスイッチ)
TEL:084-983-1488
Mail:wakasapo@dreamswitch.or.jp

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