ピアホーム(シェアハウス)

ピアホーム(シェアハウス)2020年3月~2022年3月

親を頼れない若者の自立を応援するシェアハウス「ピアホーム」

児童養護施設退園生などの親を頼れない若者が、自分の足で未来へ向けて一歩踏み出すのを応援するためのシェアハウスです。同じ立場の方同士で支え合って暮らせるピアサポートの場として、また保証人がいない場合のステップハウスとして、おおむね18~30歳の方を対象に運営しました。(2020年3月10日~2022年3月)

福山駅から車で10分くらいの場所に一軒家を借りて、親を頼れない女の子のためのシェアハウスを運営してきました。(https://peer-home.org/)
2年間で入居してくれた子は8名。代表の中村が管理人のような形で同居した共同生活は、多くの気づきや学びを与えてくれました。

2021年4月には、5回という異例の長さで朝日新聞に連載を掲載していただきました。とても丁寧な取材をしてくださって、私たちの活動やシェアハウスの様子を分かりやすい文章で伝えてくださいました。

ピアホームは、基本的には一人暮らしを共同で行っているようなシェアハウスとして運営していたので、普段は食事も各自でつくり、皆大体お部屋で過ごしていました。沢山のルールや決まりはなく、本当に一人暮らしの一歩手前という感じです。あまり干渉や介入をしないスタイルで運営していたのは、いきなり一人暮らしでいろいろなことに直面するより、大人の目が少し届き、相談したい時はできるような距離感にいる中で、自分の考えで行動することをしてみてほしかったからです。
ただ、お誕生日やクリスマスなどは特別に料理上手なスタッフさんが腕をふるって入居者のリクエストに応えてくれました。

2021年6月からは、新たに同居犬としてクルミが加わりました。入居者の皆に可愛がってもらったお陰で、人が大好きな性格に育ちました。保護犬だったクルミも立派に育ち、退居する子に「この子、連れて行ってもいいですか?」と言ってもらえるくらい愛される存在になりました。

2年間シェアハウスとして運営してきた結果、安心して帰れる家を提供するだけでなく、もう少し体制を整えて支援を行う必要があることも感じました。広島県東部には、自立援助ホーム、子どもシェルター、ファミリーホームなど必要な施設がまだありません。そこで検討した結果、シェアハウスとしての運営は一旦終了し、2022年6月から自立援助ホームに移行することにしました。寄付金が増えるなどして体制を整えることができたら、またシェアハウス、あるいはステップハウスとして、柔軟に対応できる住まいの提供も行っていけたらと思っています。今後、理解が深まり、親を頼ることができない若者を地域で育てることがあたりまえにできる社会になれば良いなと願っています。

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