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大きな変化を遂げるには

大きな変化を遂げるには

出会ったときには、何に困難を感じているのか分かりにくい方も沢山おられます。

けれど毎日のように接していると、少しずつ察することができるようになります。

困りごととその背景に気付くことはとても大切です。

 

時に大きな変化を遂げていく方がおられます。

偶然、毎日活動に参加する中できっかけが訪れた方もおられますが、多くは「相談したいことがあります」と、ご自分から働きかけてこられた方です。

私は相談したいことをお聞きしながら、なにが問題で、その背景は何かを一緒に探していきます。アドバイスは時々、指示(こうしなさい)はほとんどしません。

大切なのは問題への根治的なアプローチです。相談事だけを解決しようとすると、大切なことを見失ってしまいます。

相談を持ちかけてこられた方は、これからの人生でも度々「どうしよう」と困ることに出会うでしょう。その時にその人なりの問題解決力が育まれていないと、またつまずいてしまうかもしれません。本当に大切なのは、問題解決力をつけることや、捉え方の調整、セルフケア力を高めることだと思います。

度々相談を持ちかけて来られた方が大きな変化を遂げるのは、自分を理解し、自分で解決することが出来るようになっていくからだと思います。それは自信にもつながります。

もうひとつ、最近就職した方とお話ししていて気付いたことがあります。

「どうにかしたいと必死だった。だから何度も相談したんです。」

この必死さが原動力になるのですね。

自分と向き合うことはエネルギーのいることです。長年蓋をしていたことがあっても、その蓋を開けないといけないかもしれません。嫌な感情を思い出すこともあるかもしれません。必死だから、それでも自分と向き合っていくことができるのだと思います。

こうしたことはタイミングもあったりします。それができる時と、まだ準備ができていない時。

だから、自分から相談をもちかけるということは、タイミングがきたと言えるかもしれません。

 

私は普段からその方と接することができるので、タイミングを見つけることもできる場合があります。また、相談の中で話される内容以外の情報が沢山あるので、その点では時々会う病院の先生やカウンセラーの先生よりも判断材料が沢山あります。自己開示できるだけの信頼関係も築きやすいかもしれません。

どんなに素晴らしい先生でも、自己開示や情報がないと適切な判断ができないかもしれません。そこが心の問題は難しいように思います。ご本人やご家族が語られること以外の判断材料が持ちにくいので、見立てが非常に難しいと思います。心はレントゲンにも写らず、血液検査の結果にも現れないでしょうから。

オープンダイアログ(参照:この下の動画)の素晴らしいところは、沢山の視点が入ることだと思います。本人、家族、看護師、医者・・・関わる人がフラットな関係で意見を出し合うことで、より良い対応が出来るようになるというのは理にかなった話だと思います。

オープンダイアログのようなケアができるネットワークを、医療の関係者の方と作ることができたら素晴らしいのですが・・・今は自分に出来ることをするしかありません。

大きな変化を遂げるには、自己理解とセルフケア力を高めること、問題解決力を身につけることが大切だと思います。

私はいつでも相談をお待ちしています。何とかしたい!と思ったら、いつでも声をかけて欲しいと思います。

 

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